覚
の
回
廊
飛騨美濃の深山に攫あり
山人呼で覚と名づく
色黒く毛長くして、よく人の言をなし、
よく人の意を察す
あへて人の害をなさず
人これを殺さんとすれば、先その意をさとりて
にげ去と云。
『今昔画図続百鬼巻之上・雨』
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